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ユーザインタビュー特集その1
小幡英司さん(大手外資系ソフトウェア企業勤務、営業職)
「『超』整理手帳って段取り手帳のことなのかも」

小幡さんは、ある大手外資系のソフトウェア企業で営業職を勤めている方だ。 「超」整理手帳が誕生して以来、ずっと使われているベテランでもある。以前から「超」 整理手帳フォーラムでも、なんとなく肩の力の抜けた独特のスタンスで書き込まれている 方だなあと思っていた。毎年恒例のユーザオフ会も、小幡さんが3年前にフォーラムで、「オ フ会やりませんか?」という提案をされたことから始まった。実際に会ってお話ししてみ て、すごくリラックスしたしゃべり方をされる方だと思った。毎年、オフ会には必ず参加 していただいているのだが、毎回、新しい使い方を紹介される。クリアファイルを切って Post-it を貼り付けるというのも小幡さんが編み出した方法で、これはスペシャル版でも取 り上げられて、一気に広まった。また、市販のA5版ノートカバーを「超」整理手帳と組み 合わせたのも、おそらく小幡さんが最初だ。ご自身のブログでも「超」整理手帳のことを 頻繁に取り上げて考察している。

このように抜群の提案力を持つ小幡さんは、「超」整理手帳を使ってどのように仕事をし ているのだろう。さらには、小幡さんの仕事に対する考え方や、時間管理に対する原則な ども聞いてみたいと思って、インタビューを申し込んでみた。

結果は思った通り、非常に面白いインタビューとなった。メーラでTo-Do管理をやって いるとか、目標と時間管理の関係とか、面白い話もたくさん聞けた。でも、一番興味深か ったのは、仕事のクオリティを高めるために、優先順位をたてるとか仕事を断るとか、そ ういった手帳に落とし込む以前の話だったかもしれない。もちろん、「超」整理手帳はどう いう人におすすめか、といった話もできたのだけれど。

結局、インタビューは2時間近くにもなった。オフ会だと、ここまで一人の人から話を 聞くことはできないので、山本自身、非常に楽しんで小幡さんの話を伺うことができた。 では、小幡さんへのインタビュー、楽しんで読んでください。

■「超」整理手帳を使い始めたきっかけなど

(山本) 小幡さんは昔から手帳使われていたんですよね。
(小幡) 10年くらいですね。
(山本) 『超・整理法』を読まれてからですか。
(小幡) 「超」整理法の本は会社の先輩に借りたんです。以前から整理がなっていなかった から、これはいいよと勧められたんですね。借りた直後になぜか手帳を見かけて買っちゃ ったのが最初でしょうね。
(山本) それまでは、どんな手帳を使われていたのですか?
(小幡) 分厚いバイブルサイズを使っていたこともありましたね。厚いほど活用してそう な感じで。
(山本) 乗り換えるときに、心理的な抵抗ってありました?
(小幡) その当時は、よくあるただ配りの手帳をカレンダー代わりに会社に持ってきてそ れを利用していたんです。でも、景気が悪くなるともらえなくなるわけです。それに毎年 同じタイプの手帳があるとは限らない。毎年違うのもあれだなと思って、次に、卓上のカ レンダーに切り替えました。で、超整理法が出て先輩から勧められて94年に買ったんで すね。
(山本) その後、10年間他の手帳に移ることなく?
(小幡) いや、併用はしていましたよ。新しい物好きだからPDAがでるとすぐ買っちゃう。 やっぱりデジタルで持つべきデータもあって、PDAを持っていた時期もあった。ただすぐ ケータイに取って代わられました。電話番号とかケータイに入っちゃうし。そうするとPDA の役割に疑問を感じたんです。
(山本) その後、ずっと「超」整理手帳ですか?
(小幡) 「超」整理手帳はほんとにスケジュールのところだけで、メモはノートに書いてます。

都内某所にて。手帳談義から話は広がり、ビジネスマンの仕事術にまで発展していった。


(山本) 小幡さんにとって「超」整理手帳のメリットはなんでしょう? この手帳の特徴 は8週間一覧、A4対応、抜き差し可能、という3つなんですけど、小幡さんの場合は、 この手帳じゃなきゃっていうのはありますか。
(小幡) やっぱりカレンダーとは違うんですよね。書き込める量が多いですしね。卓上の カレンダーのちょっと大きいやつでそこにスケジュールを書いてた時期には、カレンダー を前に置いておいて、この日は空いてますからって形で大雑把にしていたんです。この手 帳でも、机の上に広げて置いておくスタイルは変わってないので、あまり違和感はないで す。自分のスタイルにそもそもあっているのかもしれないですね。メリットを感じている かという以前に、こうあるべしと思っているので。
(山本) 違和感なくこの手帳のサイズが机の上に収まっているんですね。
(小幡) だいたい常に4週~6週くらいを見るようにしていますね。
(山本) 小幡さんはA5版を使ってらっしゃるのですね。
(小幡) そうですね。
(山本) お客さんと会うときのスケジュールは、こうやって見渡しながらたとえば1週間 の配分なんかを考えて、入れていくわけなんですよね。
(小幡) そうですね。ただ極力はバラつかせようとはしています。もちろん、集中すると きもありますよね。出張に行ったらなるべくそこで済ませられることがガバってあって、 そういうときはこう前後を睨めっこして。
(山本) 今ちょっとシートを拝見した感じでは、お客さんと会うことを主に書かれていま すけど、デスクワークの時間は全然は書かれていませんね。
(小幡) デスクワークはこっちのノートの方に簡単に書いちゃうんですよ。スケジュール 帳にはちょこちょこって書けないんですよ。電話があったら1ページ使って、時系列に並 べて、いつ電話したかもメモしている。まぁここ見れば少なくともわかると。
(山本) カルテみたいですね。すごくシンプルにノートとスケジュールシートを切り分けて。

小幡さんのノートカバー。A5ノートカバーの有用性をオフ会でいち早く報告してくれた方だけに、その後も積極的に活用されているようだ。


(小幡) スケジュールシートは本当にスケジュール入れていくだけ。なにか決めごとって いうのは絶対ノートに書いています。
(山本) 色を変えて3、4色で書いたりとかっている方も結構いますが。
(小幡) もちろん3、4色使っています。
(山本) スケジュールシートの方はいかかですか。
(小幡) スケジュールシート黒一色ですね。いついつまでにこれをやるみたいな、そうい う目標っていうのはあまり書かないんですよ。
(担当編集者) 私だったら、いついつまでに企画を2本出すとか、そういうのを目標とし て書いてますね。
(小幡) お客さんとの間の決め事で、それぞれの締め切りがありますから、締め切りより 早く物事を終わらせとかないと、どんどん詰まるから決めたらすぐやっちゃう。本来は、 今週は何かをやるとかを書くべきかなと思いますが、それは漠然と頭の中にやってるから。
(山本) スケジュールシートのレイアウトが変わってから、上部にいろいろ書けるように なったんですよね。
(小幡) 私は、上部はほとんど使っていない。なんでだろう、全然使っていない。もとも とあまり、こういうところまで隙間に書く性質じゃないから。

 

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